ラジコン2.4Ghz対応と赤外線信号のモニター

 及びスピーカテスター

 

おもちゃドクター「三種の神器」 なので是非製作してみていただきたい。このモニターは音又は光で変調状態も確認できる。ラジコンの信号を検波しただけだと弱くアンテナを直接接触しないと確認できないが、このモニターでは増幅しているのでアンテナを近付けるだけでも確認が出来る。

 スピーカテスターはメロデイICを使ってメロディで動作を確認できる。

 

動作の確認方法で「音響式」と「発光式」の二種類を考えてみた。

 

1.音響式

本チェッカーは受信した電波を検波復調して、操作信号をスピーカから音として出力します。これで電波の発射有無だけでなく、操作信号が出ているかも確認できる。

 

・赤外線コントローラチェック

コントローラからの発光の有無だけでなく、赤外線の変調状況を音で確認できる。これがOKなら受信機側に故障があるわけで其方を調べていけばよい。

2740MHz、2.4Gのコントローラチェック機能 
電波の発射有無だけでなく変調状況を音で確認できる。
多くの玩具は27MHz AM変調の送信機の変調状況を音で確認できる。

2.4GHzのチェックは、ダイオードを小信号のショットキバリアダイオード「1SS108」にする。

  ・スピーカーチェック機能 (あると便利)

スピーカの壊れている玩具は意外に多い。メロデイICを使って簡単な回路でテストが出来る。出力端子は直接筐体から線を出し使う。

 

  ●回路図
回路的には4.7μHのインダクで非同調受信した高周波をダイオードで倍電圧検波し、電波に変調されているコンロール信号を復調して、1.2WオーディオアンプIC  HT82V739 アンプで増幅し音として聞くというシンプルなものである。
赤外線センサも搭載しているので、赤外線センサで受信したコンロールパルス信号もアンプで増幅しスピーカで聞くことができる。

 

 ・補足:3Vの電源を筐体内で得るために単5乾電池を2本使う。そのままでは収  まらないので少しの知恵と工作が必要になる。

資料はダウンロードできます。

ATH002 - Schematic.pdf
PDFファイル 370.0 KB
ATH002 - PCB.pdf
PDFファイル 36.1 KB

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2.発光式

本チェッカーは受信した電波を検波復調して、操作信号をLEDで光として出力します。これで電波の発射有無だけでなく、操作信号が出ているかも確認できる。

 

・赤外線コントローラチェック

コントローラからの発光の有無だけでなく、赤外線の変調状況を光で確認できる。これがOKなら受信機側に故障があるわけで其方を調べていけばよい。

2740MHz、2.4Gのコントローラチェック機能 
電波の発射有無だけでなく変調状況を光で確認できる。音響式を光に変えたもので、診療の場所が騒音?の場所などでは音では分かり難い場所での使用に便利である。

  ・スピーカーチェック機能 (あると便利)

スピーカの壊れている玩具は意外に多い。メロデイICを使って簡単な回路でテストが出来る。出力端子は直接筐体から線を出し使う。

 

  ●回路図
回路的には4.7μHのインダクで非同調受信した高周波をダイオードで倍電圧検波し、電波に変調されているコンロール信号を復調するまでは音響式と同じである。受信した信号をオペアンプLM358Nで増幅しLEDを発光させる。オペアンプLM358N動作電圧:3V~32V(単電源)、±1.5V~±16V(両電源)なので、乾電池を2本使う3∨の電源では電池が消耗した時に不安があるので、5V出力コイル一体型昇圧DCDCコンバーターXCL101C501BR-G(秋月電子)を加えた。百均の乾電池式スマホ充電器をバラして使う手も有る。

 

ATH003-回路.pdf
PDFファイル 368.1 KB
ATH003-表面 PCB.pdf
PDFファイル 29.9 KB
ATH003-裏面 PCB.pdf
PDFファイル 30.1 KB

 

ユニバーサル基板で作ってみました。

 

ユニバーサル基板(サンハヤトICB-90)の片側で作った。単3四本用のケースの電池三本分に丁度合う大きさで加工の手間が少ないのが良い。

単5型電池を二本使うための加工が必要である。

アンテナは写真の裏面から極細の線を出して渦巻状にしその上から表示用のラベルを張り見えないようにした。