8. LED使用の検電器

 以前から使っていたネオン管式の検電器は発光が弱く、明るいところでは見分けるに苦労していた。世間の検電器を見てみると殆どがLEDの発光式に成っている。ネオン管式は電池がいらないので放っておいても大丈夫だし、細いのでドライバーの中に組み込むことが出来て良い面もある。

 今回は、ボールペンの空きケースに収容できるものを作ることにした。従って使う部品も最低限にすることで何とかまとめてみた。電池は釣り用の「BR435」をつかうこととした。この電池は直径が4.2ミリと細いので電線を入れても何とか収容できた。電池を使うのでスイッチが必要に成るが検査時のみONにすれば良いのでペンの軸径と略同じ径のタクティールスイッチを使うことにした。回路は超シンプルだけと感度の良いものと考え下のようにした。電池代込みで200円位で出来るのでお試しあれ!

 

回路図

新旧検電器

 細いペンの中に収容するのは矢張り難しい。部品が滑るように入れば良いのだが、配線が重なる部分などはタイトで挿入には工夫が必要。無理やり押し込むむと配線がショートしたり、半田が剥がれたりする。出来るだけ細い線で取り回し、半田付けも最小でかつ強度を持たせることが肝心。ペン軸と丁度の長さにまとめるのには加工の仕方に工夫が必要。

 

使用感:

 感応時の明るさは申し分ない。感度は、電線の構造にもよるが被覆の上からも反応する。電池も交換できるようにしたが、多分数年は持ってくれるのではないかと思う。